電報活用法~電報が好まれるシーンと理由~
2016.10.04

subimg05電報とは人に短い言葉で気持ちを伝える道具です。現代では、気持ちを伝えるコミュニケーションツールは多数あります。スマートフォンのアプリケーションを利用したLineやフェースブックです。これらは非常に便利であり、一度の発信でグループに登録されている複数の人間に気持ちを伝えることができます。それに電子メール等は相手の時間的な都合に関係なく送ることができます。電話は相手の都合を考え、常識的な時間帯は避けて連絡します。例えば食事の時間や就寝時は相手の迷惑を考えて電話することを控えることが一般的な礼儀とされています。電子メール等はお互いに都合の良い時間に送付することができため、電子メールを受けた側も自分のペースで返信することができ、便利な道具です。

それに対して電報はコミュニケーションツールとしては古典的なイメージがあります。一文字単位で文字単価が決められています。電子メールやLine等は文字数もほぼ無制限であり、差出人が必要と考えればどれだけでも言葉にすることができます。それに、いつ送っても相手の都合で電子メールを開きますから、送る側もあまり相手の環境を考えなくて良いです。そして、何度も無料で送受信できるためか、文章も雑になります。相手に伝わらなかったらまた送り直せばいいや。程度に考えている人もいます。いろいろな制約がある電報はそうはいきません。ここで、電報活用法と好まれるシーンを書きます。結婚式ではよく祝電が読み上げられます。お祝いの式場に電報を送ることはとても効果的な手法です。その理由としては、送り手が相手の環境やその時間の気持ちを予想し、短い言葉で最大限の気持ちを伝えようとするからです。文字数に限りがあるため、普段の電子メールのように雑な長文をダラダラとならべることはできません。少ない言葉で最大限の祝福をしたい。その為にはどんな言葉を選んだら相手に伝わるのかを一生懸命考えます。普段の長文メールを作るよりもずっと長い時間をかけて文章を考えます。そして、慎重に選んだ言葉は重みが違います。祝電を受けた相手にもその気持ちはきっと伝わります。

電報をここ一番で使うことはたいへん効果があります。気持ちを伝える側も、受ける側も短い言葉の中に込められた気持ちを、何度も何度も読み返すことにより熟成されていきます。それだけ時間をかけて作られた言葉は生涯忘れませんし、その時の台紙は宝物になりますし、

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